日本の宇宙開発の先駆け的存在といえば糸川英夫。 この人から日本の宇宙への挑戦が始まったといっても過言ではない。 戦後、ロケット開発が禁止されていた日本で小さなペンシルロケットを発射。ペンシルロケットと聞くと子供の遊び?と思ってしまうけれど、...
聖アウグスティヌス時代 宇宙誕生以前 1952年、ビックバン宇宙論の父の一人であるジョージ・ガモフは、宇宙誕生以前の時代を、時間は神の作った宇宙の特性である、と考えたヒッポのアウグスティヌスから名前をとり、聖アウグスティヌス時代と名付けた。...
宇宙のインフレーションの後、宇宙はクォークグルーオンプラズマで満たされる。この時点から後である初期宇宙の物理学は、比較的よく理解されており、また推測もへってくる。 超対称性の破れ 超対称性があるとすれば、電弱超対称性の基準である1TeV程度...
ビックバン理論における構造形成は、階層的に、つまり小さい構造が作られてから大きい構造が作られる、というように進んでいる。最初の構造は、クエーサーと呼ばれる、明るく輝く活動銀河で、種族IIIの恒星(恒星の種族)であると考えられている。 再電離...
熱的死 宇宙の膨張が続けば、最も可能性の高いと考えられているのが、熱的死と呼ばれるシナリオである。1012年という時間尺では、現存する恒星は燃え尽き、宇宙は暗くなる。 宇宙は、エントロピーの高い状態に近づく。 熱的死以降の時代は、銀河はブラ...